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2016.12.14 Wednesday

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    高齢者虐待 最多1546件

    2015.02.10 Tuesday

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      高齢者虐待 最多1546件 ◇府内13年度 全国ワースト2

        2013年度に府内の家庭や介護施設で起こった高齢者への虐待は前年度より130件増の計1546件で、06年度の調査開始以降で最多になることが府の調査でわかった。被害者が死亡したケースはなかったが、件数は東京都に次いで全国ワースト2位だった。高齢化に伴い、件数は全国的に増加しており、府介護支援課は「今後もさらに高齢化は進む。原因を分析し、未然防止などの対策に力を入れたい」としている。(増田弘輔)

        ■「施設で」増加

        「家庭での虐待」は、前年度より118件多い1527件。調査が始まった06年度から増加傾向が続いている。一方、「施設での虐待」は、前年度に比べ12件増の19件で、最も多かった11年度(12人)を更新。神奈川県、東京都に次ぐワースト3位(前年度・ワースト5位)になった。

        虐待を受けた人は計1605人(家庭1576人、施設29人)。虐待内容(複数回答)では、襟をつかんでベッドから車いすに強引に移動させられたり、無理やり食事をさせられたりする「身体的虐待」がトップで、1045人が被害を受けていた。どなられたり、暴言を浴びせられたりする「心理的虐待」も604人に上った。

        ■介護疲れ

        家庭の場合、虐待を行ったのは息子が37・5%で最も多く、夫(22・3%)、娘(17・2%)の順。世帯構成では、被害者と虐待者の2人暮らしが809人(51・3%)と半数以上を占めた。複数の家族と同居(29・4%)、虐待者とは別居(18・0%)に比べて突出している。

        また、被害者のうち認知症の高齢者は4割以上の666人だった。

        同課は「一人に負担が集中する2人世帯が多く、介護に不慣れな男性もいる。介護疲れから虐待に至っている可能性がある」と分析。「最前線で家庭とかかわる職員の研修にさらに力を入れ、虐待防止につなげたい」としている。

        ■知識不足

        一方、介護施設での虐待では、虐待者側の年齢が若いのが特徴という。

        全体の件数が少なく、虐待を加えた職員の年齢が特定できたのは9人にとどまったが、うち30歳未満は6人だった。

        同課では、経験の浅い職員の知識や経験不足が一因と見て、適切な接し方や、どういった行為が虐待にあたるかなどを解説する施設職員向けの冊子を今年度中にもまとめる方針という。